エビの養殖
実証実験協力企業様のホームページ:https://www.oumiebi.jp/
MSM×9台、PDH×2台設置。社内LANを経由して、クラウド(GCP)へ接続。クラウドシステムから、LINEへ自動メッセージの送信。
養殖場が広いので、MSMとの通信は、BTに加え一部LPWAを使っています。外付け水温計(1-wireのデジタル通信仕様)を使って水槽の温度を監視しています。既存の溶存酸素(DO)計は出力が4-20mmのアナログ電流出力なのでをIV変換回路を設けてMSMに取り込んでいます。タンクに取り付けられている機械式圧力計の表示値をUSBカメラで読み込み、その場、センサ側で数値化しシステムへ送っています。試薬の反応色を用いたイオン濃度の計測は、試験ビンを透過する光を計測する装置を新たに設計作成し、システムへ接続し、機能評価を行っています。
システム内(Node-RED)で簡単な判定ロジックを組み、異常時にはあらかじめ設定した社内のLINEグループ宛に自動的にメールが飛ぶようにしています。エビ(生き物)が相手なので異常発生時にその連絡が受けられるシステムが稼働していることは、安心して休暇を楽しめます。このLINEメールは、現場従業員の提案(リクエスト)から開発しました。
現場が広いため、信号線が長く(max 18m)なり、時々通信エラーが発生しますが、システム側(受信側)で外れ値・欠損値として処理することで、全く問題は有りません。コストをかけて通信品質を上げるのではなく、逆にこの通信エラーの発生頻度をモニターすることで、計測系その物の異常監視を行ってます。
給餌機の遠隔制御を実験中です。既存の機器とのI/Oの開発を進めています。