IM920sLとR-MSMの接続(UART)
1.概要
LPWA(IM920sL)とR-MSM(Multi Sensor Module)の接続に関して説明します。
ハード的には、R-MSMと子機は、UARTのシリアル通信でデータのやり取りを行います。そのために、子機を「IM920c用変換アダプタ」に載せて、2.54mmピッチランドに変換して、R-MSMと接続する必要があります。
ソフト的には、R-MSM用ソフトウェアのバージョンv 1.3.2以降はLPWA(IM920sL)に対応しています。ただし、デフォルトでは動作が不許可(disable)になっていますので、動作許可の設定が必要になります。
次の項から、ハード的な接続とソフト的な接続に関して説明します。
2.R-MSMとIM920sLの接続回路図
接続回路図を次に示します。R-MSMのUART2ソケットと+VOUTソケットとIM920sLの各端子を接続します。IM920sLの動作モニタのため、BUSY信号とSTATUS信号には、LEDを付けています。
IM920sLとR-MSMとCO2センサMZ-14Bの接続の写真を次に示します。
3.R-MSMのIM920sLの動作許可設定
IM920sLの動作をR-MSMで許可するためにPDH(Physical Data Hub)にインストールされているNode-REDのダッシュボードを使用します。そのためR-MSMとPDHをBluetoothもしくはUSBで接続します。
⓪ Node-REDのダッシュボードを開きます。
① 左上の三本線をクリックしてポップアップメニューを表示します。
② 出てきたメニューから「Sensor Device Control」をクリックします。
③ センサ選択画面が出てきます。現状の設定を知るために「RELOAD」ボタンを押します。
・現状、動作が許可されているBME688,ADS1015,S11059,MH-Z14BのチェックボタンがONになります。
・動作周期は、すべてのセンサの数値が読み出されます。
④ LPWAのチェックボタンをON側に倒します。
以上、LPWA(IM920sL)の動作が許可されました。