ファイアウォールルールの新規作成と既存修正

GCP(Google Cloud Platform)とPDH(Physical Data Hub)との間でデータをやり取りするためには、GCP 側のセキュリティ対策の一つであるファイアウォールのルール設定を行う必要があります。ここでは、GCP のファイアウォールルールの新規作成手順と既存ルールの修正の手順について説明します。

1. ファイアウォールルールの新規追加

以下の仕様のファイアウォールを新規に作成します。
ここでは、ソースフィルタのIPアドレスをすべて許可の”0.0.0.0/0″にしていますが、セキュリティの観点から実際に運用されるときは、最低限に絞ってください。ブラウザで”myipadress”で検索すればグローバルアドレスが分かります。

項目

仕様

名前

allow-mqtt-down-access”

トラフィック方向

下り

ターゲット

ネットワーク上のすべてのインスタンス

ソースフィルタ

0.0.0.0/0   (すべて許可)

プロトコルとポート

プロトコル:tcp, ポート:1883

1-1.ファイアウォール画面へ移動

① GCPの画面からダッシュボードに入ります。

② プロジェクトが異なる場合は、まずプロジェクト名を変更してください。

③ 左上の「ナビゲーションメニュー」から「VPCネットワーク」→「ファイアウォール」を選択します。

1-2.ルールの新規追加

① ファイアウォール ルールを作成をクリックします。

② 情報パネルが邪魔な場合は、非表示にしてください。

③ ルール作成画面に変わりますので、該当の個所を変更します。

④ 変更が終わったら、最後に作成ボタンを押します。

⑤ ファイアウォールの画面に戻りますので、ルールが出来ているか確認します。

2. 既存ファイアウォールの修正

既存のルール”allow-node-red-access”にポート 1883を追加します。

項目

仕様

名前

allow-node-red-access

トラフィック方向

上り

ターゲット

ネットワーク上のすべてのインスタンス

ソースフィルタ

0.0.0.0/0

プロトコルとポート

プロトコル:tcp, ポート:1880, 1883

2-1.既存ルールの修正

① 修正したいルールの名前をクリックします。

② ルールの詳細画面に移動しますので、「編集」ボタンを押します。

③ 修正したい箇所を変更します。

④ 最後に保存を押します。

⑤ ルールの詳細画面に戻りますので、矢印を押して、ファイアウォールの画面に戻ります。

⑥ ファイアウォールの画面に戻りますので、ルールを修正出来ているか確認します。