最新版ソフトウェアへの更新
センサーモジュールのハードウェアに最新のソフトウェアを書き込む作業です。
ここではコンパイル済みのファイルを使用してセンサモジュールのソフトウェアを更新する方法を説明します。
(現在センサモジュールのソフトウェア開発にはArduino IDEを使用していますが、ソースコードを元に更新する場合は多数のライブラリを登録し一部修正するなどして開発環境を整える必要があります。)
*手順や設定を間違えるとセンサーモジュールが動作不能になる事があります。作業する場合は慎重に進めてください。
更新によってセンサーモジュール内部に搭載する不揮発性メモリーに書き込まれた設定値が変更される場合があります。各センサの動作ON/OFFや周期を環境に応じて設定している場合は、PDHのデバイスコントロールを使用して設定値を確認するなどして控えておいてください。
*以下の手順は、WindowsPCを使用して初期化する手順を説明します。
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- PCにセンサモジュールと通信するライブラリがインストールされていない場合は、Sillicon LabsのサイトのDOWNLOADページからCP210x USB to UART Bridge Virtual COM Port (VCP) driver を 入手してインストールします。
https://www.silabs.com/developers/usb-to-uart-bridge-vcp-drivers - ダウンロードのページから、センサーモジュールソフトウェア(ZIP形式)をダウンロードします。
ZIPファイルを解凍し、下記のファイルをPCの適当な場所に保存します。
*バージョン番号は異なる場合があります。
preMSMv100 (フォルダ)
- boot_app0.bin
- bootloader_qio_80m.bin
- preMSM-AD_v100.ino.bin (バージョンにより*****ino.binファイルを使用)
- preMSM-AD_v100.ino.partitions.bin (バージョンにより*****ino.partitions.binファイルを使用) - EspressifSystems社のサイトよりセンサモジュールにソフトウェアを書き込むためのソフトウェア、Flash Download Tools(ZIP形式)をダウンロードします。
https://www.espressif.com/en/support/download/other-tools
ZIPファイルを解凍すると、flash_download_tool_3.8.8.exeを含むフォルダが作成されます。
- flash_download_tool_3.8.8.exeをダブルクリックして実行すると、次のようなウインドウが開きます。
ChipType ESP32, WorkMode develop でOKを押して起動します。
- 起動すると以下のようなウインドウが開きます。
このウインドウに(2)で用意したファイルを設定していきます。
– ファイルリストの右側の[・・・]ボタンを押して、用意したファイルを選択します。
– 更に右側の入力ボックスにアドレスを入力します。
– ファイルリストの一番左にあるチェックボックスにマークを入れます。
*4つのファイル全てを登録し、書き込みアドレスを図の緑色ヵ所のように設定してください。
(更新するソフトウェアバージョンやファイルの置き場所で名称が変わりますので読み替えてください)
– SpiFlashConfigの内容を図の通りに設定します。
– 一番下段にあるCOM: の設定で、センサモジュールが接続されているポートを選択します。
- 設定内容を良く確認して、左下の[START]ボタンを押します。
ソフトウェアの更新が始まります。
- [FINISH]が表示されたら完了です。
センサモジュールのリセットボタンを押すか、電源を切って再起動してください。
- PCにセンサモジュールと通信するライブラリがインストールされていない場合は、Sillicon LabsのサイトのDOWNLOADページからCP210x USB to UART Bridge Virtual COM Port (VCP) driver を 入手してインストールします。