ゲートウエイでのデータ確認方法

Node-REDのフローを記述することで、センサモジュールのデータを保存することが出来ます。ゲートウエイはエッジサーバをタイムサーバーとして時刻同期を行います。センサモジュールから送られてきたデータをゲートウエイの中にファイルとして保管します。その際に、ファイル名の一部として時刻を打刻することによって、各レコード間の時刻を比較できるようしています。
ロボットの把持ミス、機器故障、等のトラブルの原因を探索する際には、各データからイベント(データの特徴)を見つけ出し、イベントの前後関係を調べるケースが多いです。作業単位内での調査から着手するのが常套手段ですから、作業単位内での時刻を合わせておくことが不可欠です。ゲートウエイの時刻を基準にしておけば、当該のゲートウエイにデータを送っているセンサモジュールの時刻合わせは精度良く行うことができます。

このようにエッジサーバに接続する以前で、ゲートウエイまでのデータを用いて作業単位内でのデバッグを行うことができます。

作業単位内でのデバッグを完了した後、エッジサーバへのデータ転送を開始することをお勧めします。

(ファイルの保管場所の説明)

測定データをゲートウエイ内にファイルとして保管すると同時にUDP(User Datagram Protocol)やWS(web secket)等を使って逐次エッジサーバへテータを送ることも可能です。

Node-REDにはそれらに使える標準ノードが準備されているので、そのノードを使ってのフローを書き換えることでカスタマイズしてください。

具体例は順次事例集に紹介する予定です。