0.概要

R-MSMを使ってセンサからのデータが集められるようになると、そのデータをどこかに蓄積していつでも参照できるようにしたくなってきます。また、センサからデータを外出先でも確認できたら便利なのに、さらには外出先のスマートフォンから機器の設定が出来たら便利なのになと夢は広がります。

クラウド環境を利用すればその夢を実現できます。基本どのクラウド環境でもR-MSMのデータ蓄積、データ表示、機器の制御はできます。

ここではGoogleが提供するGCP(Google Cloud Platform)を利用するために、Googleのアカウントを作成しGoogle Cloud Platformのコンソール画面に接続するまでを説明します。

コンソール画面を設定した後は、本投稿と同じ応用事例に投稿されている

「GCP上にUbuntuを立ち上げる」

「GCPのUbuntuを使ってみる」

「クラウド上にHPを立上げる」

などを参照して、R-MSMからのデータをGCPを使って活用してみてください。

手順は大きく次のようになります。

以下、順に説明していきます。

1. GCPページの検索

 ①ブラウザを開いて、「Google cloud platform」を検索します。

② 出てきたリストの中から、Google Cloud Platformの“https://cloud.google.com/”を選択します。

2.新規アカウントの作成

① グーグル・クラウドコンピューティングの画面が出てきます。「無料で使ってみる」をクリックします。

② ログイン画面が表示されます。新規アカウントを作成するために「アカウントを作成」をクリックします。

③ アカウント作成画面に移動します。氏名を入力して、「新しいGmailアドレスを作成する」をクリックします(メールアドレスがユーザー名になります)

④ ユーザー名登録画面が表示されます。新しいアカウントのユーザー名とパスワードを入力後、「次へ」をクリックします。

⑤ その他の情報を入力する画面に移動します。最低限必要な生年月日と性別を記入後、「次へ」をクリックします。

⑥ プライバシーポリシーと利用規約が表示されるので、確認しながら下にスクロールします。

⑦ 確認後、「同意する」をクリックします。

3.アカウント情報入力

つぎに、アカウント情報入力画面が表示されます。

GCPを使用するニーズを入力します。組織を選ぶとトライアルの無料枠金額が増えるようです。

利用規約を確認して、「同意します」の先頭をチェックします。

入力後、「続行」をクリックします。

4.本人確認

つぎに本人確認の認証が行われます。

① ショートメッセージメールを受信可能な電話番号を入力後、「コード送信」をクリックしてください。

② 記載した電話番号に、6桁の数字が書かれたショートメッセージメールが届きます。届いた6桁のコードを入力後、「確認」をクリックします。

 

5.支払情報の確認

本人確認が終わると、次に支払情報の確認画面が表示されます。

ここで、クレジットカード番号の入力が必要になります。無料トライアル期間が終わっても自動的に請求されることはないとのことです。

①アカウントの種類、②クレジットカード番号、③住所を入力後、「無料トライアル開始」をクリックします。

6.アンケート入力

最後にアンケートに答えて、「完了」をクリックします。

7. GCPのコンソール画面

以上でアカウントの作成が終了です。Google Cloud Platformのコンソール画面が表示されます。
今後、GCPのコンソールに入るためには、「2.新規アカウント作成」で登録した 1)ユーザー名と2)パスワードが必要です。