センサネットワークシステム全体の概要

ロボット等に取り付けたセンサモジュール(立命館大で設計製作)や個別に取り付けたセンサからのデータを集積し、中継器(ゲートウエイ)を介し、エッジサーバで複数のデータソースからの情報を統合するシステムです。

エッジサーバからは、AWS(Amazon Web Services)等のクラウドとの間で情報を送受しCPS(Cyber Physical Systems)を構築することを目指します。
データのハンドリングには、Node-REDを採用し、GUI環境で操作できコーディングすることを極力少なくして、ユーザーの利便性を高めています。

システム全体の構成

立命館大学びわこくさつキャンパスの教職員用レストラン(ラポーズ)で行った、使用事例(実験事例)を基に説明します。
下図中央下の下膳作業用のモバイルマニュピレータ(愛称:膳舞ZenBu)にセンサモジュールと個別センサを取り付けます。膳舞が食器を回収している動作中にセンサからのデータを取得します。このセンサデータは、フロア内に設置した中継器(ゲートウエイ)を介して、学内別棟の実験室に設置しているエッジサーバ(専用PC)に集めます。

 

愛称の膳舞(ぜんぶ)について:北上市に伝わる鬼剣舞から命名しました。鬼剣舞で演者が、へぎ(お膳)を持って舞うように我々のモバイルマニュピレータが華麗に食器を回収して欲しいとの願いです。(岩手県北上市教育委員会から頂いた説明と写真を別ページ、リンクで紹介)。